彗星の写真ギャラリー

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山際に沈むリニア彗星(C/1998 U5)

はじめ小惑星として発見され、その後核と尾が認められた。21世紀最初の肉眼彗星になるのではないかと言われたが、暗かった。


肉眼彗星の百武彗星(C/1996 B2)

 3月上旬に肉眼彗星となり、3月26日の地球最接近の時には、0等となった。
頭部の直径は、満月の2~3倍、尾の長さは最大100°にも及んだ。
1910年のハレー彗星以来のものとなり一晩中見られたのも珍しかった。


百武彗星2枚(拡大・広角)

地球のかなり近くを通る軌道であったため、発見後比較的短期間で大きく見えるようになった。
地球に接近したときに、偶然にも核が分裂し大量のチリが放出され天を二分するかのような長大な尾が一晩中見られた。下の画像には、ラインを入れたのでクリックして見て下さい。


V字型の尾を持ったヘールボップ彗星(C/1995 01)

 平成9年3月、出雲崎海岸から弥彦方面を撮す。日の出前の4時頃、カシオペア座の右、アンドロメダ座を進行中のヘールボップ彗星。彗星の尾が左に青く見えるCOイオンの尾と、右に彗星本体の尾(珪酸塩の個体粒子)とが観察される。


明けのHB(ヘールボップ)彗星

 光度-2等と大変明るく、全国の天文ファンを魅了させた彗星であった。彗星の尾がV字型をしていて、成分の違いが認められた。アンドロメダ~ペガススを進行中



シュワスマン・ワハマン73P彗星(2006)

 この彗星は、周期が5.4年と短く分裂核も見られる彗星。しばらく行方不明になっていたが1990年の接近で再発見。今回も主核のC核、それにB核が写っています。
かんむり座→ヘルクレス座→こと座を短期間に横切っていきました。


シュワスマン・ワハマン73P彗星C核の拡大(2006)

 主核のC核を拡大しました。彗星が移動しているので星像が流れています。


マックホルツ彗星(2005)

2005(平成15)年の年始め、1月8日前後おうし座のすばる(散開星団)への接近を撮影しました。青白いイオンの尾を伸ばしていた彗星でした。
肉眼でも、両方が見れる見事な眺めでした。


ホームズ彗星が大バースト(2007

10月23日17等であった彗星が24日には2等まで急増光した。明るさが数十万倍になった。
これほどの大増光は、過去に例がない。一夜にして肉眼彗星が現れたという大ニュースが世界中をかけめぐった。どうみても恒星にしか見えず、ペルセウス座の形を変えてしまうほどの明るさであった。


ルーリン彗星(2009)

台湾のルーリン天文台で2007年に発見。2月24日に地球に0.4AUまで接近。評判の割には5等級程度の明るさで尾もかすかに認められた程度。


ハートレイ彗星(2010)

1985年6月 オーストラリアのハートレイによって発見される。周期6.47年という短周期彗星で太陽の周りを楕円軌道で公転。今回10月21日 0.12AUまで接近 光度4等級ほどであった。ペルセウス座とぎょしゃ座の中間を飛行中であった。



西に沈むパンスターズ彗星(C/2011 L4)

 彗星の年2013年(パンスターズ彗星・アイソン彗星)とうたわれ明るくなると期待されたパンスターズ彗星だが、マイナス等級の大彗星にはならなかった。
 3月10日に太陽に0.3天文単位まで最接近をした。西の空高度が低く探すのがたいへんであった。



ラブジョイ彗星(C/2013 R1)

オーストラリアのラブジョイ氏によって発見(2013/09)された。アイソン彗星より一足早く増光し明け方東の空に見えた。期待されたアイソン彗星は近日点通過時の11月29日崩壊することになった。



ネオワイズ彗星(C/2020 F3)

2020年3月末に発見され、思いのほか明るくなった彗星です。7月上旬には明け方の空に、
15日以降は夕方の空に見えます。ほんの数日間ですが明るさも1~2等級に達しました。