重星写真ギャラリー
ふたご座α(アルファ) カストル

ふたご座のα星。肉眼では一つにしか見えませんが、望遠鏡では、1.9等と2.8等に分かれます。見えませんが、それぞれが二重星の上、二重星のカストルCとで六重星をなしています。
りょうけん座 α コル・カロリ・・チャールズの心臓

 黄色の2.9等と紫色の5.6等に分かれて見えます。全天で最も色の組み合わせが美しい二重星の一つです。
 
おおぐま座 ζ(ジータ)ミザール(腰おび)アルコル(かすかなもの)

 肉眼でも分かれて見え、視力検査に用いたという話をよく聞きます。おともの星にも名前がつけられているのは、このアルコルだけです。ミザールには、アルコルよりさらに接近した4等星がついています。
 

てんびん座 α1(5.3等)とα2(2.9等)

 昔、さそり座のはさみであったなごりで、「南の爪」の名がありますが、今は天びんの皿。
はくちょう座 β(ベータ) アルビレオ

 黄色い3.1等星と青い5.2等星に分かれて見えます。その姿は大変美しく、天井の宝石にたとえられています。
こと座 ε(イプシロン)1〜2

 こと座の1等星ベガとζ、εとで三角形を作っています。双眼鏡では、二重星、望遠鏡では、四重星を見ることができます。
 二重星のそれぞれが、二重星になっているので、ダブルダブルスターと呼ばれています。
ヘルクレス座 α ラス・アルゲティ・・ひざまづくもの

 太陽の400倍はあると考えられている大きな年老いた星です。双眼鏡では、赤い星だけが見えますが、望遠鏡では、青い5.7等の伴星が見えます。
 
いるか座 γ

 小口径の望遠鏡で、黄色の3.9等星と青の5等星に分かれて見えます。
アンドロメダ座 γ アルマク

 小口径の望遠鏡では、黄色の2.2等星と青い5等星に分かれて見えます。はくちょう座のアルビレオ、りょうけん座のコル・カロリとともに全天で最も美しい二重星の一つといわれています。 
 
しし座 γ アルギエバ 
 

小口径でも倍率を高くすると見える。二つの星が巡り会っているもので連星と呼ぶ2.1等と3.4等の星が角距離4.4″の間隔で見える連星。620年の周期で巡り会っている。    


   おひつじ座 γ メサルテイム

 ともに白色の等しい光の対になって見える。
6cmに50倍以上で見ると良い。