202011月 観望会資料

 

 

天体名

等級

距離

特徴・その他

1

惑星

火星

2.2〜−1.3

0.50.6

AU

うお座にあり、20時過ぎには南の空に赤く輝きます。大接近は過ぎましたが、見頃は続きます。

2

天王星

5.7

19AU

おひつじ座にあり、肉眼で見ることは困難ですが20時過ぎには南東の空高くにあって見頃を迎えます。望遠鏡ならば緑味を帯びた空色の姿を観望することができます。

3

海王星

7.8

29AU

みずがめ座付近にあり、20時過ぎには南の空にあります。

肉眼では見えませんが、65cm望遠鏡ならば海のように青い色の星がはっきりと見えます。

4

重星

アルマク

(アンドロメダ座γ)

アンドロメダの左足の踵にあり、橙色の2等星と緑色の5等星のコントラストがたいへん美しい二重星です。

5

メサルティム

(おひつじ座γ)

二つの青白い準巨星同士の連星で、5000年以上かけてお互いの周りを回っています。

6

散開星団

ペルセウス座

h・χ

75007600光年

カシオペア座とペルセウス座の間にあり、二つの散開星団hとχがすぐ近くにあります。双眼鏡で美しく見えます。

7

M45

(プレアデス星団)

440光年

おうし座にあり、日本では昴と呼ばれています。肉眼でもはっきり見ることができ、「?」の形をしています。双眼鏡で見るとさらに美しいです。

8

球状

星団

M15

3.4

光年

ペガスス座の鼻先の部分にあります。ヘルクレス座のM13と並んで大変美しい球状星団です。

9

星雲

M42

(オリオン大星雲)

1300光年

オリオン座にあり、これから冬にかけて見頃を迎えます。肉眼や双眼鏡でも十分見えますが、写真撮影以外で星雲を赤く見るためには大型望遠鏡が必要です。

10

系外銀河

M31

アンドロメダ

大銀河

250

光年

アンドロメダ座にあり、伴銀河を除けば銀河系から最も近い銀河です。角度にして3度以上に広がっているので、望遠鏡よりも双眼鏡による観望に適します。(肉眼でも見えます)

 

追記1:しし座流星群が1117日夜に極大を迎えます。新月に近く、暗い夜空は観測に最適ですが、出現の

極大が予測される20時前後にしし座は地球の裏側です。それでも1時間に15個程度の流星が見えると

予測されています。(本館では観望会の予定はありません)

追記2:ふたご座流星群が1214日朝に極大を迎えます。新月に近く、これも観測には最適ですが出現の極大

が予測される午前9時はすでに明るくなっています。夜明け前に期待しましょう。最大で1時間に60

個近い流星が見えると予測されています。(本館は冬季休館中です)

 

月の見え方

下 弦

11 8()

新 月

1115()

上 弦

1122()

満 月

1130()