20227月 観望会資料

 

 

天体名

等級

距離

特徴・その他

1

惑 星

観望会の時間(1922)にはほとんど見えません。真夜中前に土星が東の空から昇り、これに

続いて木星、海王星、火星、天王星の順番で東の空から昇ってきます。最後に空けの明星である

金星が、夜明け直前に昇り、東〜南の空に5つの惑星が揃います。

2

重 星

ミザールとアルコル

(おおぐま座ζ・北斗七星の一つ)

ミザール(2.2)とアルコル(4.0等、かすかなもの、の意味)

有名な二重星で肉眼でもわかります。(間隔は満月の約1/3

3

アルビレオ

(はくちょう座β)

黄色の3.1等星と青色かかった5.2等星の二重星。色の対比が大変美しい。はくちょう座のくちばしの部分にあります。

4

こと座ε

(通称ダブルダブルスター)

ε1(5)ε2(4)2重星だが、望遠鏡で見るとそれぞれがまた二重星になって、2×24重星として見えます。

5

てんびん座α

2.8等星と5等星の二重星。目の良い人なら肉眼で分離して見えます。(間隔は満月の約1/8

6

散開星団

M11

5670光年

たて座にあり、散開星団としては比較的星が密集している。双眼鏡で見るととても美しい星団です。

7

Cr399

(コートハンガー)

420光年

こぎつね座にあり、コートハンガー(衣文掛け)に良く似た星の集団(厳密には星団以外の星も含んでいる)。双眼鏡で美しい。

8

星団

M 3

4.5万光年

りょうけん座にあり、星数約50万個、実直径が330光年もある巨大な球状星団です。

9

M 53

6.5万光年

かみのけ座にあり、双眼鏡で分かります。

10

M13

2.2万光年

ヘルクレス座にあり、星数数十万個、直径100光年。美しさでは全天一といわれ、双眼鏡でも確認できます。

11

星雲

M27

(あれい状星雲)

970光年

こぎつね座にある惑星状星雲。実際には惑星ではなく、歳老いた恒星が静かに宇宙空間に消え行く姿です。

12

M57

(リング星雲)

2150光年

こと座にある惑星状星雲。No.11同様、歳老いた恒星が静かに宇宙空間に消え行く姿です。中心にはその残骸の白色矮星があります。

13

系外銀河

M51

(子持ち銀河)

2500万光年

りょうけん座 連結した大小二つの銀河が見えます。

14

M81M82

1790万光年

おおぐま座にあり、約6億年前に二つの銀河は衝突したと考えられています。M82は不規則形銀河で爆発的に多数の恒星を生成(スターバースト)しています。

 

追記:パンスターズ彗星(C/2017K2)が接近中です。約8等級でへびつかい座にあり、双眼鏡や小型望遠鏡で

見ることができそうです。

 

月の見え方

上 弦

7 7 ()

満 月

714()

下 弦

720()

新 月

729()