2022年11月 観望会資料
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天体名 |
等級 |
距離 |
特徴・その他 |
1 |
衛星 |
月 |
11月8日(火)満月の夜は皆既月食となります。18時過ぎに欠け始め、19時過ぎから 40分以上皆既の状態が続きます。またその間に天王星が月の背後に隠れます。 この日は休館日ですが夜間だけ臨時に開館して、観望会を実施します。 |
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2 |
惑星 |
木星 |
−2.8〜−2.6等 |
4.2〜4.5 AU |
うお座付近にいて、20〜21時には南の空に輝いています。近日点に近いので、例年より少し大きく明るく見えます。 |
3 |
土星 |
0.7〜0.8等 |
9.7〜10.1 AU |
やぎ座付近にいて、20〜21時には南西の空に見えています。昨年に比べ、土星の輪を真横から見る形に近づいています。 |
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4 |
火星 |
−1.2〜−1.8等 |
0.63〜0.55AU |
おうし座付近にいて、20時過ぎには東の空から昇ります。 11〜12月にかけて地球に接近し、明るく輝きます。 |
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5 |
重星 |
アルマク (アンドロメダ座γ) |
アンドロメダの左足の踵にあり、橙色の2等星と緑色の5等星のコントラストがたいへん美しい二重星です。 |
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6 |
メサルティム (おひつじ座γ) |
二つの青白い準巨星同士の連星で、5000年以上かけてお互いの周りを回っています。 |
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7 |
散開星団 |
ペルセウス座 h・χ |
7500〜7600光年 |
カシオペア座とペルセウス座の間にあり、二つの散開星団hとχがすぐ近くにあります。双眼鏡で美しく見えます。 |
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8 |
M45 (プレアデス星団) |
440光年 |
おうし座にあり、日本では昴と呼ばれています。肉眼でもはっきり見ることができ、「?」の形をしています。双眼鏡で見るとさらに美しいです。 |
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9 |
球状 星団 |
M15 |
3.4万 光年 |
ペガスス座の鼻先の部分にあります。ヘルクレス座のM13と並んで大変美しい球状星団です。 |
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10 |
星雲 |
M42 (オリオン大星雲) |
1300光年 |
オリオン座にあり、これから冬にかけて見頃を迎えます。肉眼や双眼鏡でも十分見えますが、写真撮影以外で星雲を赤く見るためには大型望遠鏡が必要です。 |
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11 |
系外銀河 |
M31 アンドロメダ 大銀河 |
250万 光年 |
アンドロメダ座にあり、伴銀河を除けば銀河系から最も近い銀河です。角度にして3度以上に広がっているので、望遠鏡よりも双眼鏡による観望に適します。(肉眼でも見えます) |
補足1:しし座流星群が11月18日8時頃に極大を迎えます。それより早く、夜明け前にしし座のある東の空を
見てみましょう。ちょうど月がこの方角にあって観測条件は良くありませんが、1時間に15個を超える
流星の出現が予想されています。(本館ではこの時間の観望会の予定はありません。)
補足2:ふたご座流星群が12月14日22時頃に極大を迎えます。ちょうど月が昇るころで条件は良くありませんが、
1時間に50個近い流星が見えると予測されています。上記時刻の前から、ふたご座の昇る東の空を見て
みましょう。(本館は冬季休館中です。)
月の見え方
上 弦 |
11月 1日(火) |
満 月・皆既月食 |
11月 8日(火) |
下 弦 |
11月16日(水) |
新 月 |
11月24日(木) |